![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=312x1024:format=jpg/path/sb57ab4c7d43a9502/image/i54ed068e16998500/version/1545799551/image.jpg)
中央下の円筒を今回狭くしました
火の引き流れ還元等々
どの様な効果が生まれるか工夫
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=312x1024:format=jpg/path/sb57ab4c7d43a9502/image/i8b94223e25929fba/version/1545799552/image.jpg)
後方 脇に色見本設置
色見本は参考程度
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=312x1024:format=jpg/path/sb57ab4c7d43a9502/image/i105700a8f49089ee/version/1545799552/image.jpg)
外では団子作りが盛んに行われる
大中小注文に応じて作ります
せんべえも用意しなければなりません
童仙房の団子の役割は
作品の設置
窯の補修
敷板 支柱の組み立て
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=312x1024:format=jpg/path/sb57ab4c7d43a9502/image/i3feb15880b3d80d7/version/1545799552/image.jpg)
円筒付近の最後部の作品
長年の経験から
壊れやすい作品を安定的に設置し
自然釉の効果や変化も出ると知り
窯詰の際は最前列に置けない分
効果も得られる作品設置を勧めてもらう
最後部に適した土の作品を選択し窯詰
ひみこ窯では信楽並こし等は前方へ
窯によって癖があり難しいです
温度計は後方脇に設置
最前列との温度差は200℃が目安
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=312x1024:format=jpg/path/sb57ab4c7d43a9502/image/i58d8591803d54336/version/1545799553/image.jpg)
薪が良質で良く乾いた木は予想以上に
溶けが早くお火も溜まりにくい
さらさらと炎と共に円筒から流れていきます
試行錯誤し薪灰、粒子の細かい灰を用意作品に吹き付けます
これは一定の効果を狙うだけであり
熱が高ければどんなに灰を人工的に付けても灰は流れ落ちる事が多い
計算してもその通りにならない事が
自然の力ということでした
天候によっても焼成は左右され
雪の中でも雨でも
火災心配が和らぐので良いのですが
風が強い時はバックファイヤー
黒煙など様々考慮しても
とても危険です
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この作品も最後部 円筒付近
以前の薪は海塩の効果が付いたもので
土に灰が留まりやすい感じの薪
様々な効果も重なり自然釉の効果を得て
大変驚かれました
この場所でこの焼きが出るのは偶然だと…
背の低い作品は信楽並こし
最後部でありながら
とても白く出た
ひみこ窯ではとても珍しい作品
最後部でも夢狂さんの経験も合わせ
効果の高い作品となりました
試行錯誤と 天候 窯詰 窯焚き 炎の流れや温度
それでも予期しなかった偶然
それが穴窯の魅力であり
自分自身で全ての過程を幾度も経験しなければ
理解の得難い貴重な時間
いい加減に良い加減に 楽しんで
そこに面白さが隠れています
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家族の事を想って制作
幼い作品をこのように育てて下さり
私と薪窯の日々が始まりました