炎と楽園のアート

命という宝物

楽々土像~彫塑 実在の人物から                                               立花雪 Yuki Tachibana
楽々土像~彫塑 実在の人物から  立花雪 Yuki Tachibana
立花雪 Yuki Tachibana
立花雪 Yuki Tachibana
小林夢狂 Mukyo Kobayashi
小林夢狂 Mukyo Kobayashi

お正月もあっという間に過ぎましたが凍える寒さは相変わらず…

 

今は夢狂さんも作品の仕上げ途中なんですが

朝になり工房に行くと作品に入っていた水が凍っていて

作品もプラス、マイナスの温度を出たり入ったり…

ちょっと気の毒に感じてしまう私がいます。

 

窯焚きでは私の作品は最低限の安全を考え一番奥に配置。

 

奥は割合安全ではありますが焼きを考えると

悩む場所でもあります。

その為窯詰の段階からようく熟慮し配置します。

 

温度も一定温度よりやや高めを一瞬ではなく

なるべく長く保たなければ中々取れない場所でもあるので

私としては深夜責任を持ってやらなければと危惧し

かなり神経を張り詰めながらの作業。

 

温度の高さを重視した発想ではないという事は明らかです。

今回薪が湿っていた為いつもより時間的には長い窯焚きでした。

 

私にとって作品が人生そのもの

…と、言えば取り方によってはオーバーに感じるかもしれません。

けれどそれが事実。

 

楽しさには必ず苦しさが見え隠れするもので

誕生していく作品にはその局面を越えた素晴らしさが必ずあるように

作り手はただ一生懸命に最善を尽くすよう心がけていくのみ。

 

今日まで中々更新出来ずにいましたが

気持ちの重みを出さないように暮らすというのも難しいものですね…

それぞれが重荷を抱えて生きていると察すれば察するほど

中々本音は出せない。

 

繊細に制作に向いながらも

同様に配慮しなければならない家族。

家族に関しては今も一番神経を使っているように感じます。

 

もう少し余裕があったら窯も早めに直して

窯焚きに専念できたんですが。

 

窯焚きでお世話になった方々どうもありがとうございます。

土ぼこり、泥だらけ、そんな状態でも

どこか窯焚きの魅力を感じ来てくださるというのは励みになります。

また機会がありましたらよろしくお願い申し上げます。

 

今回上記に掲載した作品は

私や沢山の方々に一生懸命元気を届けてくれる

素晴らしい女性をモデルにしました。

 

命の尊さを考え伝える時

これまでも個人的に新聞資料などをファイルしながら

私は何を表現すべきか繊細に熟慮しています。

 

楽々土像として表現する際

もっともふさわしいテーマの中に

今回モデルになった女性を表現しました。

 

 

温かさの中に尊い真実は隠されていました。

きっと彼女を初めて知る人も

もう知ってる方々も

尊い命がどんな痛みと闘ってきたか

多分想像もつかない事だけど…

 

生きているという事は本当に奇跡そのもの。

命こそ尊い宝物

一生懸命生きるほど命は輝いて

いつも奥底に響いてくる。

 

私もこれから作品を通して

丁寧に温かさを届けたいと強く感じます。

 

マイナス思考とプラス思考、

両者が

-であったとしても

+になれる日はきっと訪れる。

そうやって温かく彩る人生も素晴らしいものだから。

 

                        Yuki Tachibana☆彡