炎と楽園のアート

写真

小林夢狂 立花雪 二人展
小林夢狂 立花雪 二人展

葉桜が広がり新緑の五月ももうすぐ…

多くの方が写真撮影に出かける季節、とても楽しみです。

 

最近退院した家族の体調も良い方向に向かい始め

経験のある方々のご理解、サポート体制など含め

徐々にではありますが呼吸しやすい環境へと変化して来ました。

あらゆる病気に対する偏見は消えないものですが

これまでの事を通して諦めず忍耐で対応することで

理解を示す人達が現れるという事。

そうしたご縁をこれからゆっくり育んでいければ幸いです。

 

 作品制作も大切ですが家族ともおおらかに過ごしたい。

きっと今が私が会いたかった家族との日々なのかもしれない。

治療に耐えてくれてありがとう。

 

これまでの偏見などを伴った状態から脱して

新たな環境、気持ちで歩んでいけそうです。

作品制作はこれからが本腰。

家族、夢狂さん。ご理解示して戴いた方々…

とても感謝しています。

 

気持ちも客観的になり

ようやく夢狂さんとの初の二人展での写真をアップします。

写真は恐怖心でいっぱいになります。

新聞にスペースをもらって掲載された時のこと

目立ちたいのでは、とか、有名になりたのでは等

当時マイナスな発言を直接聞くこともありました。

私からするとようやく展示した初の展示で

ただ精一杯な状況。

展示は華やかな印象も受けますが

 

展示最中は緊張や不安を伴う方が多いように感じます。

私の場合展示を見る際、

『おめでとうございます』の一言を贈ることが多いです。

それは夢狂さんに注意深く教えられました。

作品発表はおめでたいことなんだと。喜ぼう!

 

 

…私もいつかそんな温かい言葉をもらい頑張りたいです…笑

 

長崎で夢狂さんと写真についての話

『何かを伝えるということは少なくとも堂々と顔をだしていく必要性がある、そう思うよ。』

作品だけ表現出来れば、それが一番だと考えていた私には

その意見に納得するまで少し時間が必要だった気がします。

 

それから賛否、好き嫌い関係なく

何か伝える立場というのは

自分自身も時には求められる。

それを難しく考える必要もないんだと。

 

そういった写真に対しての想いが長崎で

市原隆靖さんにお時間作って戴いた時の一枚。

姉の納骨を熊本で終えてからでした。

私もぎこちなく、元気もありませんが…

そんな中でも夢狂さんの言葉や市原さんのような

『何かを伝える立場』そのことについて考えるきっかけになりました。

 

写真というのは賛否と関係なく奥深いものが常に隠されているのかもしれない。

 

 

                                  YukiTachibana

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年 長崎で市原隆靖さんと
2012年 長崎で市原隆靖さんと