炎と楽園のアート

鳥と父

師走…あっという間に過ぎていく日々。

 

私はずっと鳥と親しんでいます。

亡くなった父との思い出から、20年以上飼い続けています。

逃げてしまう鳥、癌と闘う鳥、骨折してしまう鳥…

卵から誕生する小鳥…

 

鳥を好きだという人は私の周囲に中々見つかりません。

どちらかと言えば哺乳類の方に感心が集中する気もしますが

 

それぞれ習慣が異なる中認め合い共存するというのは

人間同様果てしなく課題が多く難しいと感じます。

 

私は亡き父が早朝魚釣りに連れて行ってくれたこと

メジロや鳥達と親しんでいたこと

今でも懐かしく励みにして生きています。

 

私の幼いころ…ある理由の病を患った方に

行く先々追われるようになり

恐い日々を過ごしていました。

成人してからも続き、ほとんど家にいることはありませんでした。

 

家を離れる原因は本当に奥が深く…

 

亡き家族が見ていたらきっと心配しているかもしれない。

私は生きている、だから越えていかなければならない。

 

幼いころに受ける傷は人間不信も招きかねない。

動物に人間との接点を重ねて見るけれど

 

悲しみは計り知れない。

 

先月本当に初めて亡き父親が夢に。

悩んでも、会いたくても

夢には絶対現れなかったのに。

 

鳥と一緒に現れた父

…夢の続きは私の良心の中…

 

 

 

                           YukiTachibana