炎と楽園のアート

優しさ

以前陶芸に興味がある人と知り合った。

SNS初期の頃で真摯なメッセージに

疑う事無く招き入れた。

 

親しくなるにつれ体調を気遣い

良いという物を勧めてくれた。

その思考は動物への愛護も含め

道徳的価値へと及んで集まりに招待される。

 

相手は連絡先を提示していて

すっかり信用していた。

しかも知人の部下だった人の家族。

優しさに偽りなど思わず…

 

会場では

とにかく前列に座るよう促された。

とても熱心に聞き入る人達。

勉強会のように話が進む。

 

動物に対しての優しさも随所に感じられた。

人間への例え話でも共感を得たし

プライバシーに関する事項も親切丁寧。

 

けれど疑うより何故か不安が募る。

 

話が終わると

席に数人の男女が囲い

知人も一緒に来て私に

『銀行通帳持ってきた?』

愕然とした一言。

その後も数人の男女が逃げないよう囲い

勧誘を勧めるのだが

一緒に来ている夢狂さんには近づかない。

怖いらしい。。。

 

銀行通帳や印鑑など

持って来るはずもなく会場を早々に退散。

 

 

ネットで巧みに近づき

人が持つ動物への想い

優しさ、情を引き金に

会場に招き入れたねずみ講。

 

後で詳細を調べると

マルチ商法としてメディアに取り上げられ

テレビニュースでも取り上げられる存在でした。

 

引き金となる口実は人間の死でも

動物の死でも構わないのかもしれない。

けれど人間、私については

これまでの日々が嘘のように冷たくなった。

動物は守る、人間は利用道具…

 

マルチ商法について勧誘を断り

知人にも辞めるよう説得を試みたけれど

 

それは…完全に良い事である…と譲らなかった。

思考の相違からその後一切の連絡を経ち

新聞でその団体の営業停止を知った。

 

警察の知人に話したから…?

など思ったりもした。

 

偽りの友と別れた

怖い出来事だった。

 

 

時が経ち

イズミちゃんの死は静かに想い

そっとしてあげることも

優しさだと感じています。

 

上記のような事に巻き込まれる事を

イズミちゃんが人間だとしても

望んでいないはずだから。

 

SNSは商法勧誘の出来事があってから

特に丁寧に考えてしまうように…

 

今は離れています。

 

長文ですが

マルチ商法一切のお断りとして書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イズミちゃん
イズミちゃん