桜とイズミ🐘
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4月4日
イズミちゃんが亡くなりました。
桜の時期、
イズミちゃんは楽しみだった気がして…
桜が良く似合う優しい友達で
出会えて幸せでした。
![桐生が岡動物園 イズミちゃん](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=650x1024:format=jpg/path/sb57ab4c7d43a9502/image/i12ad0c25e6f3ccbf/version/1491391865/image.jpg)
イズミちゃんを友達と呼ぶと不思議に感じるかもしれません。
気持ちと感覚が自然と通いあう存在でした。
イズミちゃんを作品のモデルにして展示した時…
『ゾウ使いは寝床で死ねないって知ってる?』
何を意味しているか直ぐ察っする言葉でした。
イズミちゃんに悲しい出来事があった事は知っていたんです。
私のようにイズミちゃんの過去を越えて
友達のように接していた人々は多く
独り暮らしのイズミちゃんなのに
独りぼっちには見えなかった。
イズミ、イズミと低音でささやくように呼ぶと
必ず気付いてくれた。
ゆっくり歩いて限界まで近づき
イズミちゃんから長いお鼻を伸ばしてくれて
ほんの少し触れ合う挨拶。
そんな時いつの間にか大勢の人達が集まっていて
イズミちゃん、イズミちゃんと大きな歓声。
私達だけじゃなく皆の友達として人気者だった。
イズミちゃんは子供たちが描く人気モデルさんでもありました。
そんな中
私の声に初めて気付いてくれた日は忘れられない。
それは絵を描かせてもらった時でした。
かすれそうな位の低音の声で『イズミ』と呼んでみたら
静かに歩み寄って来てくれた。
信じられなくて夢狂さんを呼び
もう一度『イズミ』と呼びかけると
また歩み寄って来てくれて
偶然じゃなかったと知り
驚きながらも嬉しかった。
桜が咲く頃会いに行こうと話していた。
この季節は必ず思い出す。
イズミちゃん突然逝ってしまい
心は追いつかないけれど
感謝の気持ちでいっぱいです。
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イズミちゃんが限界まで近づいてくれる時。
足に負担がかかり痛いはずですが
訪れるとイズミちゃんは必ず限界まで挨拶に来てくれました。
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お鼻の青色は敷地内のペンキ部分にすり寄ってついた色。
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![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sb57ab4c7d43a9502/image/ie557ec46c848191f/version/1491392505/image.jpg)
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周囲は水が流れていたそうです。
イズミちゃんがお鼻で拾ってかけてしまう為か流れてはいません。
敷地内にはイズミちゃん専用のお水がたくさんあって
夏の日わざわざお鼻に含んで持って来てくれたんです。
私達とのささやかな水遊び。